朝起きた時に体重が減っている理由

朝起きた時に減っている体重の分量について


みなさん、寝る前と朝の体重差があるのはご存知でしょう。
しかし、どれくらい減るのか?!という点についてまでは詳しくわからず、謎なのではないでしょうか。

そこでダイエットスクールは、この謎について様々な実験をしてみました。

まず寝る前の体重からおおむね減少するのは300グラムから500グラム程度が一般的と言えます。
しかし、ここにはからくりがあるのです。

寝ている間に失う体重の過半数は水分なので、つまり寝る前にたっぷりの水分を摂取すると「減少率が高くなり」「水分不足だと殆ど減らない」という状態になります。

その根拠として、以下のような実験をしたわけです。

まず前日ジムで猛烈にアタックします。
いつもやってることですが、60分~90分程、カロリーにして800kcal~1000kcal消費させると、失う水分もかなりの量になります。

ここで水分をあえてがぶ飲みせず、ちょこっと麦茶などを頂いて就寝した場合を数日繰り返した結果・・・なんと、就寝前と起床後の体重差がほとんど無い状態、100グラム程度となったのです。

つまり寝ている間に失う水分の平均値300グラム~500グラムよりはるかに少ないのです。

ジムでアタックした直後は体重が大幅に減るでしょう、もちろんこれは水分が抜けるからですが、でも結局その分は、運動していなくても翌日の朝になれば自然に水分として抜ける分を、運動で先に消費しているだけという結果になったのです。

だからといって運動が無意味ではありませんよ。
有酸素運動は水分が抜ける以外に、脂肪燃焼という効果も同時に得られます。

1日の有酸素運動で脂肪が燃焼するとは思えませんが、続けることで7日後以降あたりから、体重の平均値が減少し始めるわけです。

その日その日の体重増減に一喜一憂せず、長期の目線で行うことの大切さを忘れないようにしましょう。

また、水分は血液にも細胞にも大切な要素。
水を抜いて体重が減った!と安心するのは、返って体を害し、ダイエットどころではなくなります。
適切な水分を摂取し、体の中に流れるフローを増やすことにまずは注力しましょう。
体内から体重の約1%程度の水分が無くなると、のどの渇きを感じるようですが、4~5%の水分が無くなると「吐き気」や「頭痛」等が、さらに減少すると重篤な状態となるようですので、水分量が計測できる体重計などでこまめに調整するとよいでしょう。

ちなみに水分とはいえ、アルコールはNG。
アルコールは分解する過程で水分を吸収するので、返って水不足に陥ります。

水とアルコールを同量摂取して就寝してみてください、夜に尿で起きる回数は、はるかにアルコールを飲んだ時の方が多いはずです。
のどが渇いた!とビール等をがぶがぶ飲むのは、水分補給にはなっていないのです。
ダイエットスクールがお勧めするのは、純粋な水、または麦茶。

また、ジム等で強烈なアタックをして汗をかくと塩分も同時に失いますので、食事も気をつけましょう。
かといって梅干しを食べてくださいとは言いませんが、あまりに薄味の食事に終始するより、若干の塩分を補給するのも重要です。

2012年の夏「塩」を含んだお水系の商品が、夏バテ防止といことで各メーカーから一斉に発売されましたよね?
それはそんな背景があるからです。