血糖値の計測方法

血糖値の計測方法


ダイエット中の方なら誰もが気になる自分の血糖値。
甘いものを食べたあと、ドカ食いをしたあと、通常の状態、起床時、運動後などなど。
自分の血糖値がどんな状況なのかがすぐにわかればいいのにな・・・という悩みを解決してくれるのが血糖値測定器です。

家庭で、ひとりでも手軽にできることから最近人気があるみたいですね。

私も今回はニプロの計測器を購入してみました。
お値段は14000円前後。

一般的に血糖値を計測する場合には以下のような機器と消耗品が必要です。

1、血糖値測定器
2、血糖測定センサー
3、針
4、消毒ガーゼ

最低限これらが必要で、2~4は消耗品です。

そもそも血糖値は日々上下しています。
特に大きく変化するのが食後、そして起床後、運動後などなど。
人間の体は血糖値が低くなりすぎると4段階のブロックと制御システムによって低血糖になりすぎないことを防いでいますが、高血糖に関してはインスリンの分泌意外に血糖値を下げる機能がありません。

おそらく人類は太古より食糧危機に見舞われており、食事が取れない、つまり常に低血糖であったと思われるんですよね。
そのために低血糖に陥りやすい体を守るために4段階もの制御システムがあるのでしょう。

これはウィキペディアからの引用ですが、人体には低血糖に対し数段階の回避システムが用意されているのです。

[血糖値が低下すると・・・]
1. 血糖値が約80mg/dLを下回ると、血糖値を下げるホルモンであるインスリン の分泌が極端に低下。
2. 約65-70mg/dLに低下すると、血糖値を上げるホルモンであるグルカゴン、アドレナリが大量に放出。
3. 約60-65mg/dLに低下すると、三番目の血糖値を上げるホルモン、成長ホルモンが放出。
4. 最後に60mg/dLをきるようになると、最後の血糖値を上げるホルモン、コルチゾールの分泌が亢進。


そして高血糖、つまり血糖値がおよそ180mg/dlを越えると、腎臓の尿細管でグルコースの再吸収が追いつかなくなり尿に排出されるようになります。

校長も、試しに通常の血糖値を測定してみたら平均は80~100mg/dlの範囲内。
何も食べない状態で24時間以上経過し、超空腹の状態でも70mg/dl台後半でしたので、おそらく低血糖に対する防御が機能したのだと思います。

ちなみに、かなりの満腹感を得るほど食事をし、血糖値が上がりやすい30分に計測しても110mg/dl未満でした。
ですので血糖値が180mg/dlを超えるというのは、よほどのことがない限りありえないか、または本当に病気かもしれませんね。

さて、ここからは血糖値の計測方法を紹介します。
みなさんが一番気にされるのは、自分の血で計測するので針を刺す際に痛いのでは?!という心配。
ところが、さすがは日本の技術力。
超極細の針のおかげで、痛みは殆どなく、計測が可能です。

以下はその手順です

血糖値測定のためのキットと消耗品類 痛みはほとんどありませんから大丈夫 測定にはこれくらいの血液が必要です

1、まず指(その他の部位でもいいけれど指がオススメ)に針をさす準備をする
2、ほとんどの針は強さを選べますので自分の皮膚の厚さによって強度を調節(校長は強さ5でやってます)
3、血糖計測センサーを血糖値計測器に挿入しておきます、
4、次に針を指に刺します(指先がよいでしょう)
5、指先に小さい穴があきますので、その穴へ圧力をかけて血を滴程度になるまで指に出しておきます
6、指先の血液に血糖計測センサーを付けます
7、カウントダウンが始まり5秒ほどで計測完了

以上です。

ただ注意したいのはほとんどの計測器には食後計測とそれ以外の計測というモードがあります。
おそらく食後は通常とは違う血糖値になるため、機械がその調整をするのだと思います。

おすすめは1週間連続して計測することです。
比較的高機能な血糖値計測器は過去の記録が保存されるので、変化がみえて便利ですよ。

校長はためしに起床後、朝食後、昼食後、運動後、就寝前など計測するようにしています。
あんまりやりすぎると指先が穴だらけになるので、1日4回くらいが限度だと思っています。

そこで感じたのは確かに甘いもの、特に糖質の極めて高い精製した砂糖類の菓子などを食べたあとはかなり血糖値が上がります。
これは2時間程度持続するので、この間に食べ物を食べてしまうと、脂肪になりやすいというわけですね(多分)。

もしダイエットを本気で取り組みたい場合には、自分自身の血糖値を把握するために、こうした機器はかなりオススメです。